セリの様子

各のり問屋が長年の経験で目利きを行い、買い付けします。

夏の間海底のどこかで静かに眠っていたのりが、水温が下がるに連れて再び蘇ってくるのが9月の下旬の頃です。そうした時期にのり網を海面に張り出すと、のりの胞子が網に付着し芽が出ます。海の栄養塩と太陽の恵みを受けて50日ほど経つと、網いっぱいに育ったのりが黒く輝いて見えます。それを最初に摘んで乾し上げたものが新のり初摘みです。
焼きたてののりは新鮮な磯の香りとはぎれの良いやわらかさ、千葉のり独特の旨味が口の中いっぱいにひろがりとけていきます。弊社ではこちらののりをご注文に合わせて自社工場で焼き上げてお送りさせていただきます。
国内で生産される海苔は毎年100億枚くらいです。そのうち65億枚はコンビニエンスストア、スーパーのおにぎりやのり巻に、またお寿司屋さん、おそば屋さんの業務用として使われています。残りの35億枚のうち20億枚が味付のり等家庭用として消費されていきます。上級品として贈答品等に使われるものは、約15億枚です。その中からなお選別され極上品となるのりは数が限られております。弊社ではそんな「極上品」の製品から、焼き加工の過程でのりの一部が割れたり切れたりした「はねだし」といった商品まで幅広く販売しております。
お中元、お歳暮等大切な方への贈り物には極上品の製品を、毎日の食卓には「はねだし」製品や缶入り「だるまさん」焼きのりをあなたのおそばで常に弊社の「焼きのり」をご使用いただけますよう、日々精進しております。